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女将の内緒話16 日光の春

日光の寒く長かった冬も終わりに近づき、吹いてくる風の向きが変わってきました。
タルトが散歩の時に耳を澄ませて立ち止まっているのは、雪が降り積もった下で川が流れ始めている音を聞いているのだと最近気づきました。春ですね。

日光の市内に春を運んでくるものの中に「弥生祭」があります。日光二荒山神社のお祭りで、神橋を境にした東西12家町の花屋台が町に繰り出す、大変華やかなお祭りです。
各町内がそれぞれ特徴のある屋台を持ち、お祭りの1ヶ月前からお囃子の特訓(この後のお酒が目的の人もいる)をして晴れ舞台を迎えるという点では、数多い日光のお祭りの中でも市民に一番親しまれているのです。

私も小学校2年生までは奥日光ではなく町中に住んでいましたので、このお祭りを心待ちにしていました。金棒つきという衣装を着て、下鉢石町(昔お坊さんが住んでいたので)の屋台について歩くと、外国人から写真を沢山撮られたりしました。ちょっと誇らしげな気分になったものです。

今年はこのお祭りが宵祭り、本祭りともに週末にあたる絶好の日程になりました。また、長く修復工事を行っていた神橋が公開になるため、宵祭りでは神橋をバックに東西の屋台が集合してお囃子を奉納し、幻想的なお祭りになること間違いなしです。

是非、この機会に「弥生祭」で日光の春を満喫して下さい。

古い写真

写真は5歳の時に「弥生祭」で金棒つきをした若女将の晴れ姿です。

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