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女将の内緒話44 女将、尾瀬で大奮闘

6月の上旬に2日間の休みを取って尾瀬に行ってきました。
ここ、湯元温泉から尾瀬の入り口、鳩待峠も大清水も車で約1時間半。以外に近いのです。
午前中に仕事を終わらせて、11時過ぎに家を出たので13時前には大清水に到着。早速、尾瀬沼を目指して出発です。

今回の目的は次の日に燧ケ岳に登ることですが、この時期の尾瀬は初めてなので、ミズバショウも楽しみです。
大清水から尾瀬沼までは鳩待峠からとは違って、結構長い道のりです。一人歩きなのと早く着きたい一心で休みなしに歩いて尾瀬沼に到着。三平峠にはまだ雪が沢山残っていました。

まず、山小屋に荷物を置いて、15時過ぎで燧ケ岳時間もあるのでミズバショウを見に行きました。
何故かこの週は私が登山する日だけ雨マーク。明日はあまり期待できないので、尾根筋に雪をが残る燧ケ岳がくっきりと見えるうちに写真撮影です。ミズバショウは今がまさに見ごろで大感激!夕暮れが迫る尾瀬沼を満喫して山小屋に戻りました。
天気が悪いせいか、山小屋はあまり込んでいなくて、女将は一人で一部屋を使わせていただきました。快適です。
しばらく休みがなくて疲れていたので、次の日の早出に備えて9時前に就寝してしまいました。

ミズバショウ

ミズバショウ

朝起きると、雨は降っていませんが、どんよりとした感じ。
取り敢えず行ける所まで行こうと、5時過ぎに出発です。

燧ケ岳は頂上付近に雲がかかっています。尾瀬沼を過ぎて長英新道に入ると、いきなり雪!
まさかずっと雪道とは思っていませんでしたが、以外に締まった雪なので歩きやすく、快調に樹林帯を行きます。

ほかに人の気配がしなくて、かなり薄暗いので、とても心細いのですが、ガスが巻いたら道に迷いそうなところなので、怖くて早足になってしまいます。

燧ケ岳

燧ケ岳

だんだん登り始めると、今度は登山道の雪の下を雪解け水がかなりの勢いで流れていて、踏み抜くとびしょびしょ、ドロドロの状況に(泣)。

樹林帯を抜けて、やっと稜線に出ると、眼下に尾瀬沼が見え始まりました。
すぐ近くに会津駒ケ岳が、真っ白な美しい姿を見せています。夏に登る計画なので、「今度行くからねー!」と駒ケ岳に叫んで、ちょっと元気が出てきましたが、雪の急斜面を覆い尽くす融けかかった雪が女将の行く手を阻みます。

途中からアイゼンを着けたのですが、一歩登ると半歩下がる(泣)、おまけにガスが巻き始め、雨がぱらついてきました。
登ってきた道筋を考えると、あまり早くは下れないので、ミノブチの上あたり(女将推測)で断念して、下山しました。帰りは雪の斜面をクラウチングスタイルで滑りながら降ります。
歩くよりかなり安全です。ガスと追いかけっこをしながら、尾瀬沼まで出ると、山はほぼガスの中。
また来るね、と燧ケ岳に挨拶をして、見るも哀れなドロドロの女将は山を後にしました。

駒ケ岳

駒ケ岳

山小屋の休憩所でコーヒーを飲んで、昨日冷凍庫から出した金谷ベーカリーのパンでお昼ご飯にすると、何だか妙な満足感と安堵感でいっぱいになりました。頂上まで行けなかったけど、頑張ったよね。

という訳で、家に帰ったのが14時半ごろ。紫雲荘の露天風呂に入って、ビールを飲んでお昼寝です。極楽〜。
皆様も尾瀬の帰りには是非、当館をご利用いただき、極楽してください。お待ちしております。

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