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女将の内緒話53 鳴虫山の岩屋観音

4月17日、日光の町が弥生祭の本祭りで賑わっていたころ、女将は温泉の工事中で休業なのをいいことに、鳴虫山探検に出かけました。

女将の一家は、旅館を始める前、下鉢石という日光の町中に住んでいました。小学2年生くらいまでです。

この家の裏山が鳴虫山で、母が家の裏の急斜面を登って、何かを採りに行っていたのを憶えていますが、それが何だったかは、今となっては不明です。

去年だったか、日光通のどなたかのブログで、鳴虫山の真ん中の尾根の途中に、修験者が造ったと思われる石の洞穴と観音様があると知り、無性に行ってみたくなりまして、やっと念願が叶った訳です。

しかしながら、これは正式な登山道ではないので、まず、登山口を探すところから始めなくてはなりません。
ブログの写真の場所は、今、河岸工事をしていて、全く違う様相になってしまったため、たぶんここだろうと思われる我が家のお墓の近くの尾根の周りをしばらく探してみると、電柱のすぐ脇に踏み跡らしきものを発見!

半信半疑で登ってみると、踏み跡がずっと続いています。
そしてここは中曽根という尾根の一番高いところだし、間違いありません。
あとは慎重に踏み跡を辿ります。(写真・鳴虫山登山道)早春の草が生える前なので、良かったみたいです。

鳴虫山登山道

鳴虫山登山道

40分くらい登ると、石の道標がありました。(写真・道標)
ブログで見たとおり、「左、かんのん堂、右、なきむし山」となっています。おっしゃる通りに左に行ったら、見つからなくて、引き返してみると、道標の後ろ側に踏み跡があります。

道標

道標

なぜか岩屋観音を示す道しるべまであって(最近書かれたものみたい)、ありました!岩を手掘りしたと思われる洞穴と、その一番奥に観音様がいらっしゃいます。
こんな人があまり通わない場所で、小さい頃の私たちが鳴虫山の裾で遊んでいたのを見守っていてくれたなんて(女将の勝手な解釈)!やっとお会いできて感激です。(写真・祠、岩屋観音)

祠

岩屋観音

岩屋観音

とても暖かな気持ちになって、あとは、木々の根っこを持たないと登れないような急登を這うように登れば、正式な登山道に出ます。
尾根を彩る、7分咲きのヤシオツツジがきれいでした。(写真・ヤシオ)

ヤシオ

ヤシオ

帰りも同じ道を通ったら、尾根を一つ間違えて、小さい頃カエルをとって遊んだ志渡渕川に下りてしまい、滝があって沢下りも・・と思ったのですが、意外に水量が多くて断念。(写真・志渡渕川)
結局、ものすごい急斜面を登りかえして、中曽根の登山道に出るというバカをやってしまいました。
下るときは道がすごくわかりづらいので、これを見て行く方がいらっしゃったら、帰りは正式な登山道がお勧めです。

志渡淵川

志渡淵川

この道、登山道に出るところにロープが張ってあったので、本当は行ってはいけない道なので、内緒話ということで……終

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