毎日犬たちと散歩する散歩道の途中に私の大好きなカツラの大木がある。
どっしりと構えたその幹は、指輪物語に出てくる「木の髭」、あるいは小さいころ読んだ「樫の木ホテル」の動物たちのホテルのような、本の挿絵に出てくるような容貌なのだ。

四季折々に様子を変えるカツラの木の写真を撮るのが好きで、地面に寝転んだりして、他の人が見ていたらおかしい人と思われかねない状態で犬たちを放りっぱなしで写真を撮る。

毎日挨拶をするカツラは奥日光高原ホテルから道を挟んだ園地の中に、あたりの空気を包み込むように根を張っているので会いに行って欲しいなぁ。