第48回 スノーシューで秘境の滝へ

前々回、カクレ滝のツアーをご紹介させていただきましたが、今度は冬バージョンでとても行ってみたかった「庵滝」です。

やはり一人では心細いので、今回もビジターセンターさんの下見に同行させていただきました。

関東地方が大雪に見舞われて雪の成人式となった翌々日(奥日光は50cmの積雪!)、温度は低いながらも空は雲ひとつない快晴で、本当にスノーシュー日和です。

小田代原と千手が浜の途中から庵沢という沢を遡って行くような行程です。

ラッセル
ラッセル

さすがに大雪が降った後なので、新雪のラッセルがなかなか大変です。
とは言ってもビジターセンターの若い男性諸君にお任せして、私は最後尾から行くので労力半分です。
我が家のちゃっかりものの愛犬タルトが、雪が深い時だけ、私のスノーシューの後しか歩かなかったことが思い出されます。

貴婦人
貴婦人

動物の足跡しかない雪の上を、厳冬期とは思えないほど水量がある庵沢の水音を聞きながら進むこと2時間弱、二つの岩山の間に氷漠の庵滝が見えてきました。
思った以上に大きくて、そしてこんなに深い山の中。奥日光には本当に素晴らしい宝物があるんだな、と胸が熱くなりました。来て良かった!

滝が見渡せる日のあたる場所でお弁当を食べて、帰りは踏み固まった道を気持ちよく帰ります。

庵滝
庵滝

ビジターセンターさんの話では、秘境の滝ツアーは大変人気があって、すぐに定員に達してしまうということ。行ってみたいけど、秘境だからちょっと心配な私のような人が多いのだなと納得しました。

冬も夏も道がわかりづらいので、最初はツアーに参加するのがお勧めです。ビジターセンターさんのホームページは要チェックですね。

今度は道がわかったので、夏に挑戦です。その時はまたご報告します。お楽しみに!