第62回 中禅寺湖畔で素敵なひと時

今年は栃木県がDCの年です。DC(ディスティネーション キャンペーン)とは、JR東日本が、毎年東日本管内の一つの県をクローズアップして宣伝し、送客を図る大型キャンペーンです。
栃木県内の市町村や観光地が沢山のイベントを企画し、他地区に負けまいと頑張っているわけです。

首都圏の各駅にはDC関連のポスター沢山掲示してあって、先日東京に行ったときは、メトロの車両1両全部が栃木県の広告!という車両があって、JRじゃないのにこんなに力を入れているんだと、びっくりしてしまった次第です。

吉永さゆりさんが出演している「JR東日本大人の休日倶楽部」のCMがあります。DCが開催されている県でCM撮りをするのですが、只今は黒羽。
なんと4月からは中禅寺湖畔の英国大使館別荘です。今から放映がとても楽しみで、明治期の夏の中禅寺湖畔が外交官で賑わっていた風景のフィルムも流れるようです。

中禅寺湖畔

というわけで、一足早く中禅寺湖畔を楽しもうと、朝早く、大好きな西六番園地に淹れたてコーヒーとファミマのおやつを持って出かけました。
今年の3月は例年になく暖かいので、朝の早い時間も穏やかな朝日が公園内に差し込んできて、鏡のような中禅寺湖を見ながらのコーヒータイムを十分に楽しむことができました。

中禅寺湖を見ながらのコーヒータイム

ここ西六番園地は、長崎のグラバー園で有名なトーマス・グラバー氏の別荘跡地です。現在はマントルピースが残るのみですが、ここからの眺めはきっと今も昔もそんなには変わらないかもしれないと思える素晴らしいものです。

トーマス・グラバー氏の解説

素敵なベンチが沢山あって、雰囲気も最高なのに、いつもあまり人がいません。
私のお気に入りなので、混んでしまっても困るのですが、ここでゆっくりと時間を過ごしてもらえれば、もう一つの奥日光の姿が見えるかもしれません。

中禅寺湖を臨む

英国大使館、イタリア大使館、そして6月だけ特別公開になるベルギー大使館、金谷ボートハウス、そして西六番園地。
欧州の紳士淑女が愛した素敵な場所で、夏のひと時を過ごすことが今年のトレンドになりそうです。